Feauture

当センターの特徴

[当センターの3本柱]

金沢適応カウンセリングセンターが大切にしている思いと、
ご提供しているサービスについて

① 人間性心理学の視点から

健康な心理(ポジティブや達成を目指すもの)も不健康な心理(ストレスや心の病気など異常心理学といわれるもの)も、私たちの日常生活と切り離せません。
どちらも持ち合わせているのが、生きている人間のこころですよね。
生き生きと働いているように見える人にも深い悩みやストレスはあるし、長く患っている人にも日々の楽しみや大切な人達との心温まる時間があります。

② 生涯発達心理学という考え方

人は、老いてもなお、命つきるときまで自分の体験を通して「学び」を得ます。お子さんや若い方なら、なおさらです。
楽しい経験も苦い思い出も、良し悪しではなく、すべて貴重な「学び」なのです。せっかく学んだことをしっかり消化&昇華して、自分のこころの栄養にしましょう。
難しいことではありません。毎日の生活をちょっと振り返ってみるだけで、たとえばキレイな小石や貝殻のようなちょっとした宝物がすぐに見つかるでしょう。
それは、兄弟姉妹やいとこ達とケンカした思い出かも知れないし、遠くへ旅行したときのチケットの半券かも知れません。何でもないようなことが、つまずきや再出発のきっかけになっていたりします。
日常に埋もれた何かを再発見し、学びと成熟につなげてみませんか?

③ 必要に応じた心理療法を

私たちは、みなさんの普通の生活を応援するために、さまざまなご提案をしていきます。
例えば、心理療法の中で人気がある「認知行動療法」ですが、うつや心配が根強いから認知再構成法に取り組みましょうとか、不安症や恐怖症があるから系統的脱感作法やエクスポージャーのやり方を覚えてください、と指導するだけではありません。
それだけなら、病院で保険診療でやってもらえるところがあります。私たちは、その「症状や悩み」を抱えざるを得ないご自身を、世間で生活している人として心のバランスを取りながらやっていけるよう、サポートします。
例えば、「ていねいな査定」と「現実的で分かりやすい説明と具体的な対応策(ケースフォーミュレーション)」を提案し、必要に応じてじっくり話し合うセッションも作り、少しずつ行きつ戻りつしながらも学び・成長・成熟を実感していただきたいのです。

[トータルな取り組み]

A. 日常生活療法

日常生活療法とは、おおまかに言えば、食事や睡眠、仕事時間、余暇など日常生活を健康的に過ごせるよう配慮・工夫することです。
ご自身やお子さまの毎日の生活時間をチェックしてみたり、食事の内容を書き留めて振り返ったり、睡眠時間を計算してみたり、普段できる事から始めます。
必要な場合は、医療機関にご紹介申し上げます。

B. レメディ

レメディとは、ヨーロッパやアジアなど世界各地で昔から伝わっている伝統的な民間療法のことです。
具体的に何がそうで、何がそうでないか、決まっているわけではありません。日本には、湯治や食べ合わせがありますね。ヨーロッパではアロマを炊いたり、インドではオイルで髪と頭皮を浄化したり、さまざまです。
気持ちが弱っていて何かに頼りたくなったり、癒しが欲しくなったりする時などありますよね。
当センターをご利用の方であれば、氏名・電話・住所など個人情報を知らせずにアロマやカラーやアートの先生に個人セッションをしていただくことが可能です。お気軽にお問い合わせください。

C. レジリエンス

レジリエンスとは、ストレス(圧力)に抵抗する力です。押しつぶされたり歪んだりした心の状態を、元に戻そうとする力です。
もともと自分が持っている力ですが、弱かったり、うまく働かなかったりすることがあります。そのあたりについては、アメリカ心理学会がまとめた"The Road to Resilience"(レジリエンスへの道)の和訳をご用意しています。
ストレスに対抗する力をじっくり育てたり、一時的にアップしたり、さまざまな取り組みがあります。日本ではまだ新しい「レジリエンス」という考え方について、一緒にひも解いてみませんか?
レジリエンスを高める方法の一つに、自分をいやす・大切にするということが挙げられます。手芸や音楽など趣味の活動も、日常生活療法やレメディと同じようにご自分のレジリエンス(ストレスへの抵抗力や回復力)を高める効果があります。
レメディと同様に、当センターをご利用の方は個人情報を知らせずに各専門のアーティストのセッションにご参加いただけます。お気軽にお問い合わせください。